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【災害体験談】長時間給水の列に並んでたったの3リットル…

東日本大震災で4日間の断水を経験した40代の美保さん。旦那さんが単身赴任中、お子さんと3人で暮らしていた時のことです。余震の不安と寝不足の中、わずかな水を手に入れるために何時間も並んだ経験を教えてくださいました。

私は2人の子どもを育てながら、パートで一般事務をしています。東日本大震災当時、夫は東京に単身赴任中。私は福島よりの栃木県で、母と子の3人で生活していました。

あの日、わが家は地震の揺れで家中家具や食器で散らかってしまい、ひとり片付けに追われていました。地震後は普通に水が出ていましたが、時間が経つと段々水道から出る水がちょろちょろと細くなってきました。すぐに断水になることを想像できれば良かったのですが、壊れてしまったガラス食器などを片付けることで精一杯でしたので、水を汲むことまで気がまわっておらず、気が付いたときにはあっと言う間に断水になってしまっていました。地震発生から1~2時間たった頃でしょうか。そこから4日間の完全断水生活が始まりました。

とりあえず、飲み水はペットボトルが何本か冷蔵庫に入っていたので、それを飲んでいました。また、いつもは抜いてしまう風呂の水がたまたま残っていたので、トイレを流す時に使用しました。しかし、断水期間が長くなったので、あっと言う間に風呂の残り湯もなくなりました。

翌日の午後には、近くの小学校で自衛隊の方が飲み水の給水をしていると言う噂を聞いたので、すぐに学校へ行きましたが。でも、長い長い列になっていて。長時間並んでも、いただけた水はたったの3リットル程度でした。正直「たったの3リットルか…」とも思いましたが、いただけただけでもありがたかったです。

翌日も、更にその翌日も水を求めて並びました。ご近所では、たくさん飲み水を買い置きしている方もいたようでしたが、とても分けてもらえるような状態ではありませんでした。余震が続いて寝不足と不安の中、長時間少量の水をいただく為に並ぶ事は精神的にも疲れました

とにかく水がないと何もできないので、僅かな水をどのように使うかの工夫をしました。歯磨きも洗顔もできるだけ使う量を少量に抑え、ほんとに大事に大事に使ったつもりなのですが、それでも想像を超えてどんどん水がなくなっていきます。普段の生活では蛇口をひねるだけで好きな分水が使え、お風呂もトイレも料理も手を洗うのも、何も考えずにジャージャー使っていました。「水が出るのは当たり前」で、それほど水のありがたさや貴重さに気が付かなかった私ですが、恥ずかしながら、この断水生活で水のありがたさを知ることができました。

わが家では震災後、この時の断水の経験から、必ず飲み水は大量に備蓄することと、生活水になるような水をタンクに入れて置くことを習慣付けました。不安でいっぱいいっぱいの中あれほど長い時間並んでも、手に入れられたのはたった3リットルの水だけ。当時は本当に3リットルでもありがたかったのですが、日常の生活を送る中で、3リットルなんて驚くほどあっという間になくなってしまいます。

水がなければ手を洗うことも、お腹を空かせた子どもにご飯を食べさせることもできません。水を備えていなかったことを激しく後悔しました。生活をする上で水がないと何もできません。震災以降現在も、わが家では、飲み水は何年間も置いておける保存水を大量に備えています。まだ水を備えていない方は私の経験を参考にしてもらえばと思います。特に小さなお子さんや、介護が必要なお年寄りがいるご家庭は、他人事と捉えずに真剣に考えてもらいたいです。

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