レイラの地震・台風・水不足?!最新情報

地震予知予言、台風最新情報、水不足最新貯水率など、報道されない『もしも』の災害に備えるための情報です

【体験談】避難した災害時帰宅支援ステーションがまさかの水没!

30代の内海さんは2018年9月の台風21号で、帰宅途中に駆け込んだ『災害時帰宅支援ステーション』のコンビニが水没してしまったそうです。その時の様子や、電車が止まり水没した道路を自宅まで歩いた時の大変だったことなどを教えていただきました。

2018年9月、西日本で大変な被害を出した台風21号を大阪で経験しました。台風接近に伴い、天気予報ではさかんに「不要な外出は控えるように」と警告していましたが、その日はどうしても仕事に出なくてはならず、「天気予報で言うほどひどくはならないだろう」と軽い気持ちで仕事へ出ました。

しかし私の考えは甘かったです。仕事をしている間にどんどん外の状況は悪くなるばかり。とは言っても、「このままここにいれば何とか台風通過をやり過ごせるのではないか」と考え、スマホから聞こえる警報のアラームも無視していました。しかし、とうとう避難指示まで出されてしまい、帰宅することになったのです。

外に出ると、想像以上に強い雨と暴風が吹いていました。とてもじゃありませんが傘をさせるような状況ではありません。電車が止まり自宅へ帰る手段を失った私は、ひとまず『災害時帰宅支援ステーション』のコンビニへ駆け込みました。

ここに入れば安心だと思っていたのですが、ものすごい雨量で瞬く間にコンビニは水没した上、電気が消えてしまいました。まだ、お昼だったので何とかなりましたが、電気が使えない状態になってしまいました。

幸い、コンビニのトイレ水道は使用でき大丈夫でしたが、非常食などの食品は水没してしまっていました。非常食は一応パッケージされていて、水に濡れても大丈夫なような造りになっていましたから、洗えば問題なく食べられる状態ではありました。

このコンビニには災害時の停電用に用意された発電機があったのですが、保管してあった場所が地下だったため、水没して使用は不可能。発電機を用意していた意味はなく、電気を使うことは一切できない状態です。店長さんが言うには、このコンビニは地震が起きても耐えられるよう頑丈に設計されているけど、大雨による水没については考えられていないそうです。

店長さんの話を聞いて私が感じたのは、『災害時に帰宅困難者の支援をしますよ』とうたっている災害時帰宅支援ステーションでも、地震で崩れることはないけど台風や大雨には弱いなど、施設それぞれに特徴があるんだなと思いました。本当ならば地震も台風もどちらも大丈夫な支援ステーションであってほしいですが、利用する私たちもその特徴を知っておくべきで、災害の内容によって利用すべき施設を選んだ方がいいんだなと、初めて知ることができました。

ただ、帰る手段を失った私にとって、たとえ水没していたとしても、少しの時間でも誰かと一緒にいられることで安心感を得られたのはありがたかったです。

避難するつもりで駆け込んだコンビニが、まさかの水没状態だったので、早々にコンビニは閉店。再び出発し、私は家路を急ぎました。依然として台風の影響で電車が動いていませんから、自宅まではやはり歩いて帰るしか方法がありません。

自宅までの道のりは何とかわかるものの、大雨の影響で普通には歩けませんでした。浸水で道路が通行止めになっていたり、通れても水が太ももの上くらいまで浸かっている道路を通らないといけなかったり、歩ける道路を探すのに苦労しました。

なんとか自宅の途中までは帰ることができましたが、日が暮れこれ以上の移動は危険だと判断し、近くにあったホテルに入りました。そのホテルも停電していて通常のサービスは受けられませんでしたが、一応部屋は用意してもらえ宿泊できることになりました。自宅に辿り着けたのは次の日のことです。

この台風での経験を踏まえると、太もも以上にまで浸水してしまう地域では、ボートの備えはあると安心かなと思いました。ボートはあくまでも安心材料で、できる限りボートを使うような状況になる前に『安全な場所へ避難する』行動力が必要です。

今は災害級の大雨になりそうなときは予め気象庁から警戒を呼び掛ける会見がありますので、それを見落とさないことが必要ですし、「私は大丈夫」「今まで大丈夫だったから次も大丈夫」と考えないことが大事なのだと感じました。

そして、私がそうだったように『避難先が必ず安全とは限らない』ことを知ってほしいと思います。避難所や災害時帰宅支援ステーションという名のつくところでも、実際は地震と火事に強いだけで雨には弱いこともあります。自分が利用する予定の避難先に水没の危険はないか、土砂崩れの心配はないのか、施設自体は頑丈なのかなど、前もってしっかり調べておくことも良いのかもしれません。

特集記事一覧

カテゴリー