レイラの地震・台風・水不足?!最新情報

地震予知予言、台風最新情報、水不足最新貯水率など、報道されない『もしも』の災害に備えるための情報です

【災害体験談】避難先に持っていけば良かったと後悔したもの

大雨による川の氾濫で避難勧告が発令。2012年9月の早朝に北海道岩見沢市で避難を経験した40代の堀さんが、避難する際の心得と、避難先に持っていくべき物についてお話してくださいました。

私が避難を経験したのは2012年9月、私が住む岩見沢市の局地的大雨による南利根別川が氾濫したときのことです。

北海道最大の都市、札幌からほど近い岩見沢市で当時何が起きていたかというと、2012年9月11日から12日朝にかけて局地的に激しい雨が降り、市内を流れる南利根別川の一部が氾濫。周りの道路は冠水し、近隣の住宅では床上にまで水が浸水してしまう状況でした。周辺の3672世帯、約7900人に対して避難勧告が出され、浸水した地域の人たちはボートで救出される非常事態。私の自宅もこの地域だったのです。

9月11日からかなりの大雨となり、河川の氾濫は気になってはいました。しかし、当時北海道では、北海道の川が大雨で氾濫するなどというニュースは全く聞いたことがなく「本州の雨なら川が氾濫することはあるかもしれないけど、北海道の雨なんだから、避難するようなことにまではならないな」と思っていました。

なので翌朝、川が氾濫し、避難指示が出た時にはかなり焦りました。「え?北海道の雨で川が氾濫することなんてあるの?」という感じでしたし、早朝という事もあり、家族全員初めての経験に大慌てでした。避難所には何を持っていこうかなんて考えていませんでしたから、何を持っていかなければならないのか、食料は必要なのか、衣類は必要なのか…。迫りくる水への恐怖と、『避難指示』というあまりにも非日常の事態に気持ちが焦るばかりで、「とにかく貴重品だけは持っていかなくちゃ」と思い袋にまとめて、簡単ではありましたが荷物を持って家を出ました。

避難所の小学校には、かなりの人が集まっていましたが、まだ混雑しているというほどではありませんでした。小さなお子さんから高齢者までいるので、正直プライベートな空間はなく、落ち着いて過ごすことは出来ませんでした。

季節は秋。焦りのあまり、北海道の秋の寒さを忘れていました。かなり気温が下がってきてしまい、避難していた体育館の中も寒くなってきました。家を出る前、自分ではあんなに万全だと思えるくらいの荷物を用意してきたつもりなのですが、想像以上の寒さに「上着をもう一枚持ってくれば良かった」と後悔しました。

でも、そんな時に役に立ったのがラップでした。元々は紙皿に敷こうと持ってきたのですが、これが意外と体を温めるのに役立つことに気づいたんです。適当な長さに切って、折り畳んで首に巻くだけなんですが、けっこう暖かく重宝しました。

もう一つ避難所に持ってくれば良かったと後悔したのは、飲み物やお菓子です。「避難、避難」と慌てて詰めて持ってきたのは、懐中電灯やラジオ、紙皿に割り箸という防災グッズばかりです。避難所には避難者に初めから支給される支給品はほとんどなく、せいぜいお茶やお水やおにぎりやパン。自分や家族の好きな飲み物やお菓子は当然配られるわけもなく、小腹を満たすような物を持ってこなかった事を後悔しました。特に小さなお子さんがいる家庭は、避難することがあれば、お子さんの好きな飲み物やお菓子を『心の安定剤』のような気持ちで持っていくことをおすすめします

この避難の経験で、トイレについても考えさせられました。「通常は用を足したくなったら行く」それが当たり前なのですが、避難所のトイレはものすごく長い列ができていて、20分も待つことになりました。大人でもギリギリの状態でトイレに行けば20分待つのは相当厳しいですし、お子さんや高齢の方だと完全にアウトです。避難所を利用するときはこんなことも頭に入れて、「したい」と思う前に、時間を見計らって行っておくのが良いという事を改めて思いました。

私たち家族は幸い、洪水はたいした事はなく半日後には帰れたのですが、これが長期の避難だったらかなり大変な事になったと後悔しました。私たちは慌てて詰め込んだ避難用の荷物だけ。それに比べて近所の人は、長期の避難になることを想定して、水や3日分の食料、毛布やダウンジャケット、寝袋、トイレットペーパーなど完璧な避難グッズを持ってきていました。避難という言葉だけで慌てふためいた私たちとは、大きな違いです。私のこの経験が、誰かの役に立てたらいいなと思います。

特集記事一覧

運営者情報

北海道住みで大地震経験者の主婦レイラです。2018年の北海道胆振東部地震も経験…続きはコチラ

お問い合わせフォーム

レイラのTwitter

最新情報を発信中!

カテゴリー