レイラの地震・台風・水不足?!最新情報

地震予知予言、台風最新情報、水不足最新貯水率など、報道されない『もしも』の災害に備えるための情報です

【災害体験談】胆振東部地震、あの時北海道で起きた真実

2018年(平成30年)9月6日。北海道胆振東部地震が発生。それに伴い、北海道のほぼ全域でブラックアウトが発生。

あの災害から2ヶ月が経ちました。北海道ブラックアウトを経験したわたしが、あの日からの2ヶ月を時間を追って振り返ります。

目次

胆振東部地震、最大震度7を観測

2018年(平成30年)9月6日、台風の爪痕がまだ残る北海道。日の明けない真っ暗な午前3時7分、胆振東部地震が発生。震源地は札幌から約70キロ離れた厚真町で、最大震度7を観測。北海道で震度7の揺れに襲われるのは初めてのことでした。

厚真町などでは土砂崩れや家屋の倒壊が発生。この地震の犠牲者は41人となりました。

私が住むところでは揺れが震度3程で、それほど大きな揺れではありませんでしたが、地震発生と同時くらいにスマホの『強震モニタ』や『ゆれくる』のアプリが起動・通知、『緊急地震速報』のアラームが鳴る中飛び起きて、隣の部屋で寝る子供を起こしに向かいました。

3:08 地震で揺れる前から停電に!

3時8分。子供を起こすために地震で揺れる中、部屋の電気をつけようとするもなぜかつかない…。どうして電気がつかないのかわからなかったけど、家族それぞれがスマホの明かりを頼りに玄関まで避難しました。

揺れはそれほど長くは続かず、家に入って「電気、電気」とあちこちスイッチを押してみたのですが、結局どこもつかず…。改めて窓の外を見てみると真っ暗。外灯も信号もついていないことに気が付き、ようやく『停電』だということを認識しました。

震源地から離れているのに『停電』したことに疑問

震源地は速報値で震度6強(のちに震度7に訂正)、大きな地震になってしまったと。内陸の地震だったため津波がないと安心しましたが、札幌にも親戚がたくさんいるので、みんな大丈夫だろうかと心配していました。けど、ふと考えて「この停電おかしいな」と。震源地が停電になるのはわかるけど、ここはおおよそで300キロを優に超えた場所。「こんな遠いところで停電?」と疑問に感じました。

幸いなことに、わが家は前日に台風が接近していたこともあり懐中電灯などは手に届く場所にあったため、少々不便なものの、明りに関して困ることはありませんでした。手動でグルグルして充電のできるラジオをつけると、札幌でも停電しているところがあるとのこと。

嫌な予感。断水に備えお風呂やお鍋に水を貯めてみる

この時点ではラジオから流れてくる情報も札幌市内のごく一部の情報しかなく、まだ何が起きているのかわからない状況ながら、なにか嫌な予感がして。とりあえず家族は全員リビングに待機。わたしは以前経験した大地震のときに、停電後に断水になった経験があったので、お風呂やペットボトル、お鍋などにお水を溜めることにしました。お水さえ溜めておけば、飲み水としては使えないかもしれないけど、おトイレを流したり、顔を洗ったりはできますから、とりあえずの意味で。

地震発生から5分くらいたったころでしょうか。普通の地震ならもう停電が回復してもいいはずなのに、まだ電気がこない…。「この停電なんかおかしいな」と思いながら、Twitterなどのリアルタイム情報を見てみると(ネットの接続がとても遅かった)。釧路、帯広なども停電していることがわかりました。わたしが住むところだけじゃなかったんだ…。と思うと同時に、「やっぱりこの停電何かがおかしい」と違和感を感じ、なんとも言えない不安にかられたことを今でもはっきり覚えています。

地震後の初期対応のポイント

・事前に地震アプリや防災アプリをスマホに入れておくことで、緊急地震速報だけではなく、停電時でも震源地や津波情報を得ることができる(おすすめアプリは『強震モニタ』『ゆれくる』NHKやYahoo!の防災アプリ

停電の場合は必ずブレーカーを落とす(通電後の火災防止のため)

・念のため断水に備えお風呂などにお水を溜める

・余震に備え、倒れてくる家具から離れた安全な場所で家族は集まって過ごす

・停電時の明かり確保は余震の可能性もあるので、倒れる危険のあるロウソクよりもランタンや懐中電灯が好ましい

・スマホのバッテリーがなくなることを考え、安否確認は最低限にとどめておく(相手にとってもそれが良い)

・ネットラジオやネット中継情報(NHKのアプリ『ニュース防災』など)は必ずしもつながるとは限らないので、やっぱりラジオは必需品。中でも電池と手動グルグルの両方で電力を得られるものがおすすめ

地震から1時間後、北海道ブラックアウトが発生と知る

電気がつかない、テレビが見られない(あとで落ち着いて考えると、車に行って車のテレビを見れば良かったんですけど)、ラジオは同じ情報しか聞けない。少しずつ明るくなる空の様子を見ながら、流れてきたツイッターで「北海道全域が停電している」ということを知りました。地震発生から1時間後のことです。

ブラックアウトはなぜ起きた?

これは地震発生から数日後にわかったことです。

震源地からわずか18キロ、同じ厚真町の海沿いに『苫東厚真火力発電所』があります。発電量の大きい3基の発電機が集中して建てられており、北海道全体の半分もの電力を担ってきました。その3基すべてが被災。ブラックアウトの引き金となってしまったそうなのです。

地震が起きた午前3時7分

直後に安全装置が働いた2号機と4号機が自動停止。北海道内で発電量が4割減少しました。

3時8分

北海道電力は小樽や稚内など一部地域を強制的に停電。電気の使用量を4割減少させ、バランスを保ちます。

ところがこのころ、震源地近くの送電線が強い揺れでショート。その先にある釧路や根室などの東部が停電。これが原因でわたしのところも停電になっていたようです。

水力発電所も数カ所停止し、発電量が大幅に減る中、情報を求める人たちが一斉に部屋の明かりやテレビをつけ、突然電気の使用量が増え、発電量が足りなくなってしまいました。すぐにほかの火力発電所の出力を上げ対応しますが…

3時25分

地震の揺れでボイラーの配管に亀裂が入って苫東厚真1号機が停止すると、発電量は全く追いつかなくなりました。全ての発電所が設備の損傷を防ぐため自動停止。地震発生から18分後、北海道全体がブラックアウトした。

これが北海道ブラックアウトの全貌です。しかし、北海道全域で停電が発生していることはこの時点で一般市民は把握できず。正確な情報を得られたのはもっと先のことでした。

5:00 とりあえずコンビニに行く

スマホのラジオはネットの接続が悪く聞くことができない。災害時に役立つはずのNHKの『ニュース防災』アプリは途切れ途切れの映像で見ることができない。情報がほとんど手に入らない中、北海道全域がブラックアウトということならば復旧までに数日、場合によっては数週間かかるかもしれないと感じ、とりあえずコンビニに行って食べ物や飲み物を買ってくることにしました。

『もしも』の災害に備えてカップラーメンやお水や電池など、一応の備えをしていた我が家ではありますが、この停電が一週間続くかもとなれば備蓄しているものだけでは足りません。コンビニが空いているかもわからないけど、とりあえず行ってみることに。

地震発生から2時間後。ありがたいことにセブンイレブンもセイコーマート(北海道ご当地のコンビニ)もお店を空けていました。このあたりは揺れが小さかったせいか、まだ朝5時過ぎの時点で停電になっていることにすら気が付いてない人が多かったようで、コンビニも混み合うこと無く、わりとスムーズに商品を購入することができました。

パン、チンごはん、お水、お茶。そして、まだ板氷が売っていたので、冷蔵庫の物を長持ちさせるために買わせてもらいました。

セブンイレブンではレジは電卓を使い現金のみの支払い。セイコーマートでは車のバッテリーを利用し、レジを動かしているようでした。停電中にもかかわらず、パンをお店で焼いているともおっしゃっていましたね。本当にコンビニが開いていてくれてありがたかったです。

災害時のお買い物のポイント

・停電時、電子マネーやWeb決済はできないため現金の持ち合わせが必要。現金のみでお買い物可能だった

6:00 臨時休校の連絡が来ない!

子供の学校が停電のため臨時休校になりました。しかし、学校側としてはこの連絡ができずに大変苦労したようです。

いつもの学校連絡網であれば、学校から一斉送信のメールでお知らせが来ます。それと同時に学校のブログで同じ内容を掲載してくれますので、必ず連絡網を受け取ることができるシステムになっています。

でも、このブラックアウトのおかげで、メールができない。学校のブログもサーバーがダウンしてしまい、更新することができない…。やむを得ず、電話がつながる人には電話で、それを比較的つながりやすかったLINEを使い、子どもたち同士、親同士で回していくことになりました。結局電気が復旧するまで学校は臨休になり、週明け月曜日からの登校となりました。

他校では3年生が修学旅行で札幌滞在中に地震とブラックアウトに巻き込まれてしまったところも。

【北海道地震】札幌で修学旅行中に被災した生徒と教員の全記録

9:00 『〇時から断水になる』デマ情報で店が大混乱!

写真はイメージです

朝になり、家にいても仕方ないからと、カセットコンロのガスボンベが少し足りなかったので買いに行くことにしました。もちろん街の信号は一つもついていなく、警察官も誘導しているわけではなかったので、交差点はとても怖かったです。(旦那っちの仕事もお休みになりました)

スーパーでは食料やガスボンベを求め長蛇の列

近所には2つのスーパーがあるのですが、両方とも開店前の9時には長蛇の列。お店の中には入店することはできず、店員さんが店頭販売をしていました。パンやカップラーメン、飲み物など、それぞれがセット売りされていて、お一人様5点までという限定でした。ガスボンベも売られていたようですが、開店後すぐに売り切れてしまったとのことです。

人が集まるところでは『震災デマ』に注意!

スーパーに並んでいる時、お客さん同士の会話の中で「○時から断水になるって」「隣町はもう断水始まったみたい」「〇日間はお水が出ないらしいよ」などの会話が…。

でました、震災デマってやつです。

このような話は、並んでいる列の前や後ろ、あっという間に広がっていきます。『〇〇かもね』が『〇〇らしよ』になり『〇〇だって』と断言される形に変化していき、いつの間にか確定した情報のように拡散されてしまうんですよね。

すぐにお役所に確認の電話をしましたところ「断水の予定はない」とのこと。このような住民たちの様子を担当の方にお伝えし、正しい情報をツイッターで流していただきたいとお願いをしました。これは私の住むところだけではなく、北海道全域で起きた現象なのかもしれません。災害時には正しい情報を入手しなくてはと、改めて思いました。

カセットコンロ用ガスボンベは売り切れ続出!入手困難に

さて。ガスボンベが入手できなかったため、ドラックストアにも行ってみました。こちらもお店をぐるっと取り囲むように長蛇の列。お客さん一人につき、店員さんが一人、一緒に店内を回り、5点まで欲しい商品を買えるシステムでした。一つずつの商品番号と値段を店員さんが手書きで紙に控えるので、とても時間がかかります。残念ながらここでもガスボンベは買えず、ホームセンターに行くことにしました。

ホームセンターではやはり長蛇の列。こちらのホームセンターは食料品なども売られているので、お水を箱買いしている人、ガスボンベを買っている人、ガスコンロを買っている人などが見られました。こちらもドラックストアのように、お客さん一人につき、5品まで購入できるシステムでした。ここがおもしろかったのは、店内に入る際にはお客さんに懐中電灯を渡し、これを使い自分で商品を持ってきてくださいというシステムだったこと。

私の買い物はガスボンベだけでしたので、店内には入らず店頭で買うことができました。ガスボンベも、もう残り少ないとおっしゃっていましたので、とりあえず購入できてホッとひと安心です。

ここまでで午前中が終了。9月6日は北海道のここでは珍しく青天。外にいると半袖でも汗をかくほどの良いお天気。なんとガスボンベを求めて3時間も炎天下で並んでいました…

『震災デマ』にだまされないポイント

・市町村のツイッターやFacebookを確認する

・電話がつながる場合は市町村に直接確認する

「拡散希望」「〇〇関係の人から聞きました」などの情報はデマの可能性あり

・不確実な情報はむやみやたらにSNSなどで拡散しない

災害後すぐに売り切れになるもの、備えておくべきもののポイント

・コンビニではお酒類、たばこを除くほぼすべてが災害後数時間で売り切れ状態になる。特にすぐに食べられるものやミネラルウォーターなどは速攻品切れ

カセットコンロ、カセットコンロ用ガスボンベも入手困難

・懐中電灯、ランタン、電池も災害当日には売り切れ状態(特に単1、単2電池はすぐに売り切れた)

・高価な発電機も在庫切れになった

・カセットコンロからボンベ、ランタン、電池などの防災グッズは、災害後全国で入手困難になるので、必ず備えておくべきと実感

12:00 冷蔵庫がそろそろヤバくなってくる!

朝ご飯はコンビニで買ってきたパンを食べ、さてお昼。お昼ごはんは前日の残り物で済ませたため、冷蔵庫の物を使うことはありませんでした。しかし、冷蔵庫の温度が上がってきていることに気が付き、冷蔵庫の整理をすることにしました。

冷凍庫は開けないほうが良い

これは正解の情報かはよくわかりませんが、私の判断と経験から。冷凍庫に物がたくさん入っている場合は、むやみやたらに冷凍庫を空けることは避けた方が良いのかもしれません。空けるごとに温度が上がっていきますから。

おそらく冷凍庫を空けない場合は、停電の場合でも2日くらいは解けずに冷凍状態をギリギリ保ってくれます。災害時の食事では、冷凍庫の物に手を付けるのは後回しで大丈夫だと感じました。

冷蔵庫で自動で作ってくれる氷は、けっこう早めに溶けてきます。わが家では氷として残しておきたかったので、溶けかけてきたかな~というタイミングで、これ以上溶けるのを防ぐために、ステンレスの水筒へ移しました。翌日の夜になっても氷のまま頑張ってくれていましたので、災害時に氷を氷として残しておきたい方にはおすすめの方法かもしれません。

冷蔵庫の物を無駄にしないためには?

冷蔵庫にあるものでいたみが早そうな物、例えば生肉やお魚、お豆腐などでしょうか。我が家では朝に買ってきた板氷の上に置いて、温度上昇を防いでいました。

板氷はやはり買っておいて正解でした。生ものは板氷の上に、常温に近くても大丈夫そうなウインナーなどは少し板氷から離れたところになど、板氷のパワーを借りていたみの速度を緩やかにできたと思います。

いたみの早そうなものは食べる順番を早める、板氷の上が空いたらまた次にいたみの早そうなものを板氷の上に移動させる。このおかげで我が家では停電の間に冷蔵庫の物がいたむことはありませんでしたし、板氷は2日経っても氷としての機能をしっかり果たしてくれていました。

もっと言うならば、冷蔵庫は停電になると確実に温度は上がります。完全に温度が上がりきる前、冷蔵庫が常温になる前に、大きなクーラーボックスや発泡スチロールの箱などに板氷と一緒に移動させておくと、簡易冷蔵庫のようなものができると思います。

胆振東部地震のあと、わが家では板氷を必ずひとつは冷凍庫に入れています。板氷がなくても、大きなジップロックにミネラルウォーターを入れて凍らせておけば、板氷に似た働きをしてくれます(板氷より薄いため溶けるのは早いですが)。溶けても飲み水としていただけるので、常備しておくと良いかもしれませんね。

食事・食料・冷蔵庫のポイント

・『板氷』は普段から常備しておくと安心

・食べるものの順番は『いたみそうなもの』『いたみの早いもの』から順番に

・冷蔵庫はなるべく開けず、板氷などの分厚い氷を利用することで冷蔵温度が長持ちする

冷凍庫は「開けない」が鉄則!

・非常食やお水の備蓄準備はもちろんだけど、通常の食料品も普段から数日間分多めに買い置きしておくと安心(のちに触れますが、スーパーもコンビニも通常の品ぞろえになるにはとっても時間がかかるからです)

15:00 家族全員スマホのバッテリー残量がヤバい!!

停電直後からスマホのバッテリーの残量には気をつけて、子どもには動画禁止(ネットの接触が悪くてつながらなかったのですが)、LINEのやり取りは最小限にと声をかけ。私と旦那っちも、親や兄弟の安否確認は最小限、友人の安否確認はこちらのバッテリーの残量もあるけど、相手側のバッテリーの残量や状況を考え、連絡は控えることにしていました。

スマホのモバイルバッテリーはそれぞれ持っていましたが、それもいつまで持つか…。地震発生、停電発生から12時間後、わが家ではスマホのバッテリー残量ピンチ状態に陥りました

役立ったのは電池式スマホ充電器!

家族全員がスマホバッテリー残量のピンチに陥った時、思い出したのが『電池式スマホ充電器』の存在でした。これは数年前、旅先でとんでもない吹雪に遭遇し、数日間家に戻れなかった時に購入したもの。通常の充電よりは時間がかかるけど、単3電池4本でスマホが充電できる優れものです。

数年間日の目を見ることはありませんでしたが、この存在に気が付いたときは本当に救われた気がしました。お陰さまで家族みんなのスマホがゆっくり、少しずつではあるけれど、無事、バッテリー残量を回復させることができました!

モバイルバッテリーは、必ず一人一台は必要だと感じました。ただ、モバイルバッテリー自体が空になったとき、モバイルバッテリーを充電できないときはどうする?これは停電が長く続くと確実に出てくる問題です。今の時代、スマホがないと情報が得られませんから。我が家では今後、モバイルバッテリーを充電できる何かか、電池式のスマホ充電器の増量を考えています。

スマホのバッテリー残量問題のポイント

・スマホのモバイルバッテリーの準備、電池式スマホ充電器もあると安心

・家族で過ごすときはバッテリー残量のことを考え、スマホを起動しておくのは1台だけだと、家族全員がいっぺんにバッテリーゼロになることは避けられる

・災害時、スマホの設定を見直し、バッテリーを長持ちさせるためには『省エネモード』に切り替える

その他、今回起きたスマホ問題

・地震直後は回線が混み合ったせいなのか、通話ができなくなった

・なぜかソフトバンク回線は地震直後から通話不可(復旧までに2日以上かかった)

・地域によってはアンドロイドではLINEが受け取れたけど、iPhoneではLINEが受け取れない。または反対のパターンも起きていた

・各地の市役所などでスマホの充電できる場所を設けていたが、充電できるまでに数時間並ばなくてはいけなかった。また、満タンになるまでの充電をすることはできなかった

*携帯会社によっては地震の起きた9月いっぱいの『ギガ使い放題』などの対応がありました。これは北海道全域が対象となったようです。

16:00 不謹慎かもしれないけど、見たことないほどの素晴らしい星空を体験

北海道ブラックアウトから13時間。夜を迎える前に、夜ごはんの支度をしました。我が家では近くに親も兄弟も住んでいますので、それぞれが冷蔵庫からいたみそうなものを持ち寄りごはんを食べることに。

いたみそうな物はバーベキューで

お肉、お魚、焼きそば。それにお天気が良いこともあり、道外の方には不謹慎だと思われる方もいらっしゃると思いますが、夜は外でバーベキューをすることにしました。北海道では土地の広いお家が多く、お庭でバーベキューは特別なことではなく、たくさん人が集まる時や、普段のお食事としてバーベキューをするおうちが多いのです。道民にとってバーベキューは特別なお食事ではないんですよね。

ガスの供給は止まっていなかったため、ガスが使えてお食事には困らなかったご家庭もあったようですが、あいにく親も私も兄弟も、みんなキッチンはオール電化。食材はカセットコンロか炭を使わなければ焼くことも煮ることもできません。この時はカセットコンロを使いお鍋でご飯を炊いたのですが、それはまた別の機会にご紹介しますね。

長い長い夜に見た絶景の星空

夜になっても電気はつかず、長い長い夜になりました。テレビも見られない、スマホも思うように使えない。とにかくすることがない。この時間の長さに、普段の生活がどれだけ電気に頼っていた生活だったんだと気が付きましたね。

本当にすることがないので外に出てみることにしました。すると真っ暗な空には、今まで見たことないほどのキレイな星空が広がっていました!地震当日の夜、北海道各地から「星がキレイ」というツイートがあがっていましたが、ほんと、すごい星の数。流れ星を見られたり、人工衛星?も見れたり。その様子はまさに天然プラネタリウム。

被災地がどのような状況にあるのかもあまりわからず、ただただ心配をしながらも、空を見上げると「地球ってすごい」「生きているって素晴らしい」と思ってしまうような空でした…。この空はブラックアウトがなければ絶対に見ることができなかった星空ということには間違いないでしょう。

お料理に関してのポイント

・特にオール電化の場合、カセットコンロは何が何でも用意しておくべき!

・場所があれば、バーベキューコンロやキャンプ用品も活躍。炭も常備しておくと便利だった

・普段レンジでチンするものは、蒸かすことで食べられる。チンごはんや冷凍食品も、蒸す(またはジップロックなどに入れてお湯で温める)ことでおいしく食べられる

22:00 近隣市町村では電気がつき始める

地震発生、停電発生から約19時間後。近隣の市町村では「電気ついたー!」など喜びの声がツイッターにあがりはじめました。

しかし我が家はまだ真っ暗…。相変わらず真っ暗な中、ランタンや懐中電灯の明かりを頼りに、ひっそりとリビングに集合して過ごしておりました。外も変わらず真っ暗なまま。

起きていても何もすることがなく、リビングにお布団を敷いてゴロゴロ眠ってしまいました…

ブラックアウト2日目。お掃除、お洗濯にひと苦労

真っ暗な夜を過ごし、朝になっても電気がつきません。電気がないだけなのに、なぜかとてもストレス。とても気が張っている感じです。

さて、お掃除です。電気がないので掃除機は使えません。フローリングはクイックルワイパーでお掃除、ラグマットはコロコロでお掃除です。

お洗濯物もたまってきました。おかげさまでこちらは断水ではなかったので、お水が自由に使えます。下着やTシャツなど、薄いものは手洗いしました。ゴム手を履いて脱水(絞る)をしたのですが、やっぱり洗濯機のようにはうまくいかなくて、干しても洗濯物からポタポタお水が落ちてしまいます。あらためて洗濯機の偉大さに気が付きました…。

あとでの話ですが、掃除機は充電式のものだと停電中もバッテリーがある限り使えたそうです。もし地震で食器などが割れた状態で、停電になっていたら…。そう考えると、今回の経験から、「次に掃除機を買うときはバッテリー式の掃除機にしよう」と強く思いました。

停電時のお洗濯・お掃除のポイント

・赤ちゃんや小さなお子さんのいるご家庭では、手動の小型洗濯機は一つあると絶対便利!

充電式、バッテリー式の掃除機は、災害時に強い!

2日目9:00 コンビニやスーパーの様子を見に行ってみる

特別することもないので、昨日長蛇になっていたコンビニやスーパーの様子を見に行ってみることにしました。するとそこには見たことない状況が!

コンビニから商品が消えている!セブンは配給制に

セブンイレブン。駐車場には車がびっちり止まっていますが、お店の列はありません。相変わらず真っ暗なお店の中。でも、昨日はまだたくさんあった商品が、あちこちの棚が空っぽになり消えていました…

お弁当コーナー、お惣菜コーナー、パンコーナー、お茶やミネラルウォーター、スポーツドリンク、チンごはんやカップラーメン、缶詰類は全く商品がありません。アイスなどの冷凍食品コーナーには、商品の上から段ボールがかけられているものの、冷凍食品は全くなし。あるのはアイスと、お酒類、少しのお菓子、日用品くらい。うどんやパスタの乾麺、レトルトカレーまでが姿を消してしまってました。

知り合いの店員さんに聞いてみると、「おにぎりやお弁当、パンなどは、注文しても商品は入ってこない。何の商品がいくつ入ってくるか全くわからず、配給のように、セブンの配送トラックが運んでくるものを売るだけ。事前にわかるのはおにぎり50個、パン50個が入荷するということだけ。何の種類がいくつ来るかはわからないし、配送の時間もわからない」とのこと。

実際この日の朝の入荷は、おにぎり50個中、塩おにぎりが48個。梅のおにぎりが2個だったそうで、入荷したばかりのおにぎりも残り1個しかお店にならんでいませんでした。

セコマも品薄。ホットシェフは稼働し続けた!

北海道ではおなじみのコンビニ、セイコーマートことセコマ。地震当日の夜には「お店のアイスが溶けてしまうから、お客さんにアイスを無料で配った」など各店舗の判断ですごい出来事がツイッターで話題となりましたが、こちらのセコマも頑張ってくれていたようです。

地震当日はありったけのカップラーメンの在庫をお店に出し、商品がなくなるまで売り続けました。店舗内で調理し、できたてのパンやお弁当を提供しているセコマで人気のホットシェフは、各店舗の在庫で対応が違ったようなのですが、私が行ったところでは、焼きたてのパンを提供していました。こちらも在庫がなくなるまで提供していたそうです。

店内の様子は、セブンと同じように真っ暗状態。前日は大量にあったカップラーメンも残り十数個。お弁当やパンのコーナーはもちろん空っぽで、セブンと同じように、残っているのはお酒類や少しの日用品だけでした。こちらも商品の配送の目途がつかないということでしたが、セブンやローソンよりは早く通常営業できるのでは?とお店の方はおっしゃっていました。

スーパーは休業。ドラックストアは一家庭5個までの数量限定

前日行ったスーパーは2店ともお休みしていました。ドラックストアは数十人の方が並んでいましたが、前日のように長蛇の列というほどではありません。でも相変わらず、数量限定で商品を販売しているようです。前日は『お一人様5点』だったのが『一家庭5点』に変わっていました。

ホームセンターは少しだけ列ができているものの、みなさん何も購入せずに帰っていきます。おそらく欲しかったものはすでに売り切れになってしまい、購入できずに帰っていくのではないでしょうか。

2日目16:00 また集まって夜ごはんを食べる…

雨が降る中、また親や兄弟と集まって夜ごはん。電気はつかないので、カセットコンロでご飯を炊き、冷凍庫で溶けてしまったお魚やお肉を焼き。野菜室で元気がなくなってきた葉物野菜やキュウリなどは浅漬けにしていただきました。

細々としたランタンの明かりで食べる夜ごはんは、経験したことがないけど、まるで昭和初期。ここで思ったのは、暗くなってからの洗い物は見えにくく難しいということ。紙皿や割りばし、紙コップなどを普段から多めに用意しておくと、こんな時は便利だなと感じました。(その後防災グッズの中に、多めの使い捨てできる紙皿などを用意しました)

そう、もう一つ不便だったこと。それは、お湯がでないこと。我が家もそうなのですが、お湯は電気がないと出ないシステムのおうちなので、洗い物はすべてお水なんです。コンロでお湯を沸かし、たらい?みたいなやつにお湯とお水を混ぜて食器をつけてから洗いましたが、やっぱりお湯はあると便利だな~と感じました。

2日目19:00 お風呂に入りたい!けどお湯は出ない…

前日はなんとかお風呂を我慢したのですが、やっぱりお風呂に入りたい…。お湯が出ないのはわかっているのですが、意を決して、お水でお風呂にチャレンジすることにしました。

と言っても、さすがにシャワーのお水は冷たすぎたので、前日の地震直後にバスタブに貯めていたお水をおけに汲み、そろ~っとそろ~っと。手をバスタブに入れてみると意外と冷たいという感じはなく「意外といけるかな」と思ったんですけどね。

やっぱり、水は水!めっちゃ冷たい!

「ここは気合だ」と、まるで修行僧のように「ハッ!」「ハッ!」と声を出しながら髪の毛と体を洗いました。スッキリはしましたが、寒い寒い。良い経験になりました(笑)

2日目20:00 ついに電気がついた!!!!!

あんなに気合を入れてお風呂に入ったのに、数分後、「電気がついたよー」とご近所からLINE。急いで窓の外を見てみると、信号機がついてるではありませんか!ご近所の窓からの明かりも見えます!

ブレーカーを落としていた我が家では気が付かなかったんですね。連絡をいただいてありがたかったです。

さぁ、わが家も通電です!ブレーカーを上げると、そこにはいつもの明るい我が家。真っ暗闇の生活からの解放。当たり前の『電気のある生活』がこんなにうれしい気持ちになるとは思いませんでした。ありがたい。ありがたい。一週間の停電も覚悟していましたから、復旧作業にご尽力いただいた作業員の方々に感謝の気持ちでいっぱいでした。

電気がこんなに大切なものだとは知りませんでした…。停電に対しての想像力が足りなかったと実感させられました。

電気がついて、まずしたことは

とにかくテレビが見たくて、テレビをつけましたが、この時間はバラエティー番組ばかり。ニュースで北海道の中がどうなっているのかを知りたかったのに、NHKの青ラベルの字幕スーパーでしか知ることができません。

21時になり、ニュースの中で流れてくる被災地のがけ崩れの様子、真っ暗なすすきのの様子、札幌市清田区の液状化の様子、スーパーやホームセンターに並ぶ人の列。どの映像も見たことない、私の知らない北海道の様子でした。札幌が、すすきのがあんなに真っ暗だったなんて…。厚真であんなに大きながけ崩れが起きていたなんて…。驚きのあまり言葉が出てきませんでした。

民法チャンネルは、あの時と同じ『AC』だらけのCM

理由はよく知らないですし、仕方のないことなのかもしれませんが、民法チャンネルの流れるCMは『AC』の割合がとても高い…。まるで、あの3.11の時と同じです。そして、『節電』の呼びかけをしていました。

すぐにスマホとモバイルバッテリーの充電

まだ停電しているところ、断水しているところがある。避難所に避難している方もいる。お亡くなりになったり、けがをした方もたくさんいる。節電を呼び掛けている。そんな状況をわかっていましたが、とりあえずは、スマホの充電。モバイルバッテリーの充電をしました。心苦しい想いでしたが…。

そして、ようやく安心して、それぞれのお部屋で眠りにつくことができました。

3日目 近隣の街の様子を見に行く

用事があり、近隣の町に行くことになりまして、まずは「ガソリン」と思ったのですが…

この地震や停電でガソリンスタンドで起きていたこと

わが家の車は常に半分以上のガソリンは入れるようにしています。以前経験した大きな地震の時、車に避難していたことがありまして。非常時に備えてガソリンは常に半分以上入れておくことにしているんです。

なので、この2日間はガソリンスタンドにはいかなかったのですが。出かけるためにガソリンを入れに行くと、そこにはガソリンを求めて並んでいる車の列!スタンドの店員さんにお話を伺ったところ、地震当日は最初はお客さんの注文通りガソリンを入れていたけど、あまりにガソリンを求めるお客さんが増え、一台につき25リットルまでの限定にしたとのこと。

翌日は在庫の量と、いつガソリンが配送されるかわからないということから、一台につき20リットルの制限をかけたそう。その後ガソリンが配送され、3日目は制限なしで給油できるということでした。しかし、次の配送に目途が立たないため、また制限をかける可能性もあるし、近隣のスタンドでは、そこそこによって対応が違うということがわかりました。中には10リットル限定にしているところもあったとか。

ガソリン、給油のポイント

・平時からガソリンは余裕をもって!

災害時、ガソリンスタンドは給油制限がかかる場合が大いにあるし、在庫切れで給油できない場合も

・実際問題、「緊急車両のみ給油OK」のところもあった

マクドナルドの様子

地震から3日目。マックは営業しているかと思いきや、閉店中。地震当日から閉店していたのだそう。同じく他のファーストフード店も軒並み閉店でした。

すき屋の様子

牛丼チェーンのすき屋はどうかと覗いてみたら、店舗入り口には貼り紙が。「地震・停電の影響で牛丼並しかできません」と書いてあります。こちらは物流が滞ってしまい、具材が入ってこなかったのが原因のようです。

こちらの街でも電気が復旧していたようで、営業しているお店は前日に比べて増えているとのことでした。しかし、道路の通行止めや信号機がつかないと配送できないなどの理由で、まだ営業再開できないお店もあるようでした。そして、どこのお店も節電要請を受け、お店の照明を限りなく間引きした状態で、到底日常生活を取り戻したような感じには見受けられませんでした。

立ち寄ったコンビニでは、停電のせいでお店の冷蔵庫や冷凍庫が壊れてしまい使えなくなっていました。ニュースやSNSでご覧になった方も多いかと思いますが、コンビニにバナナばかりが陳列されているおかしな現象。私が見たのは、茹でて真空パックされた一面の『とうもろこし』!

衝撃的でした。

4日目以降 スーパーなどが通常営業を始める

停電が解消した翌日から、ほとんどのお店が通常営業に戻りました。やはりどこの店内も節電の要請で薄暗く、夜になっても看板の明かりをつけないお店がほとんどでした。

スーパーが通常営業に戻ったのは約1週間後

通常営業に戻ったといえ、商品がすべて地震前のようにそろっているわけではありません。野菜もお魚もお肉も、あちこち空白だらけ。ウィンナーに関しては、地震から4日目、ひとつもありませんでした。

一つもないと言えば、お豆腐、納豆、お漬物、牛乳。これらは生産工場がストップしてしまったり、物流がストップしてしまった影響もあると思いますが、すべて平常通りに品物が揃うようになったのは、約1週間後だったと記憶しています。

コンビニが通常営業に戻ったのは1週間~10日後

停電が解消しても、コンビニの通常営業までには時間がかかりました。やはり、セコマの復旧がこの辺りではいちばん早かったのではないでしょうか。それでも、通常通りパンやお弁当が入荷されるようになったのは1週間経った頃です。

セブンにいたっては、もっと時間がかかったと記憶しています。店員さんにお話を伺うと、例えばお弁当の幕の内。「ごはんやお魚は用意できるけど、この野菜が用意できない」など、一部の材料が揃わず生産できない状態が長く続いたんだとか。お店に商品が揃い、地震前のような普通の状態に戻ったのは10日くらいかかったと思います。

防災グッズ、防災関連商品が店頭に戻ったのは2週間~1か月後

懐中電灯、ランタン、電池、カセットコンロ、モバイルバッテリーなど、防災グッズや防災関連商品は地震後一気に店頭から姿を消しました。ホームセンターや電気店からだけではなく、ドラックストアやコンビニ、スーパーからまでも。置いてあったほとんど全ての防災関連商品が買いつくされてしまったのです。

停電解消後お店は開いたものの、防災関連コーナーはどこも空っぽ。2週間が経つころに、ようやく小さな懐中電灯などが入荷し始め、徐々にモバイルバッテリーが、ランタンがと。ダイソーやセリアなどの100均も、停電後一気に懐中電灯などが無くなりましたが、同じころポツポツと入荷し始めていました。

地震前のような品ぞろえになったのは、どこのお店も1か月が経った頃。とても時間が経った印象です。100均では紙皿や割りばしも品切れになったお店が多かったようです。これは運動会シーズンで元々品薄だったところに、地震の影響で購入した人が増えたことが要因なのかなと推測します。カセットコンロ用のボンベも入荷までに時間がかかりましたが、2カ月たった今では制限なく購入することができています。

地震後から今もなお入手困難、入荷待ち、品薄な物も

キャンプ用の大きなランタンは、今でも入荷待ちのところが多いです。防災用のグルグル手動で充電できるタイプのラジオも、ネットでは相変わらず入荷待ちですよね。どの災害の後もこの2つは必ずと言っていいほど売り切れますし、値上げもされます。

北海道ならではの品薄商品も

これは北海道ならではの現象かもしれませんが…。地震発生後から『電池式の灯油ストーブ』を買い求める方が多く、今もなお、品薄状態が続いています。お店によっては入荷待ち、入荷してもあっという間に売り切れてしまうお店が多いようです。

みなさん今回の地震や停電で、「これが冬に起きたら?」という想像力が働いたのだと思います。そう、この地震が真冬に起きたら…。日中でも氷点下になる北海道では、ストーブがないと凍死してしまう危険があります。

エアコンはもちろんですが、ストーブや暖房機器のほとんどが電気を使用します。灯油ストーブも電気がなければ動かないため、結局薪ストーブ以外はアウトな感じです。そこで北海道民に必要なのが、電気が無くても使用できる『電池式の灯油ストーブ』や『カセットボンベ式ガスストーブ』なんですね。

わが家では電池式の灯油ストーブは準備していますが、今年はポリタンク1個分の灯油も常備することにしました。まだお持ちでない北海道民の方は、絶対準備していた方が良いです!

地震から2週間後の札幌は外国人が消えていた!

地震から2週間経った頃、札幌に用事があり出かけたのですが。もうビックリ!

札幌の街から外国人が消えた!!!

いつもなら札幌駅構内も、地下も、大通公園も、お店の中も、外国人で溢れ返っているのですが、全くと言っていいほど姿が見えません。道路もいつもより混んでいませんし、英語も中国語も聞こえません。

お店は通常営業しているのに、外国人だけがいない。風評被害などで北海道全域で観光客が激減しているというニュースを見ていましたが、まさかここまでとは…。まるで『インバウンド』という言葉が出る前の何年も昔の札幌にいるような不思議な感覚になりました。2ヶ月たった今現在は、だいぶ観光客は戻っているとのことです。

まとめ

あの地震から2ヶ月。被災地では住む家を失い、避難していた方達がようやく仮設住宅への入居を始めました。

史上初の北海道震度7を経験した地域、北海道全域が闇に包まれたブラックアウト。すべてが想像を超えたものでした。電気に頼り切った私たちの日常は一気に破綻し、いつ復旧するかわからない暗黒の中、絶望の数日を過ごしました。

平穏な生活を取り戻した道民がいる一方、まだまだ復旧には程遠い生活をしている方も大勢いらっしゃいます。震源近くの住民の方々だけではなく、液状化で今なお、お家が傾き続けている場所もあります。

年々災害が増える日本。地震だけではなく、噴火や台風や豪雨…。『普通の日常』が、ある日突然『輝かしい毎日だった』と感じることが、どこに住んでいても起こり得るのだと思います。

どうか、他人事だと思わず備えてください。直下地震がきたら、南海トラフがきたら、あの山が噴火したら…と、想像力を働かせてください。きっと失わなくてもいい命が備えることで救えることもあるはずです。

災害の記憶は、月日が過ぎると薄れていってしまうもの。日本中が備える気持ちを持っていたあの3.11の頃と同じように…。今後このサイトでは、災害を経験した方達の体験談を活かし、備えることの重要性をみなさんにお伝えできたらと思います。

 

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